ツリカン

タチウオ Japanese cutlassfish

Trichiurus japonicus ・ タチウオ科

タチウオ (Trichiurus japonicus)
写真: Naotake Murayama from San Francisco, CA, USA / CC BY 2.0 — 出典

釣期

夏から初冬にかけて夜の堤防に接岸する。日没直後の1時間に集中して食う、時合いのはっきりした魚。

解説

銀色に輝く太刀のような体。うろこがなく、銀色の正体は体表を覆うグアニンの層。尾びれと腹びれは退化しており、背中いっぱいに伸びた背びれを波打たせて泳ぎ、潮の緩い場所では頭を上にして立ち泳ぎする。全長1.5mに達し、カミソリのような鋭い歯で小魚を捕らえる。

基本情報

学名
Trichiurus japonicus
タチウオ科
英名
Japanese cutlassfish
かな
たちうお
別名
タチ・たちうお
海域
太平洋南部・瀬戸内海・東シナ海・九州西岸・日本海
大きさ
80 cm (max 150 cm)
時間帯
夕まづめ・夜
タナ
中層〜表層。日没直後は浅く、夜が更けると深くなる。ウキの電気ウキで層を管理する。

この魚の釣り方

夏から晩秋、水深のある漁港や湾岸の堤防で夜に狙う。ウキ釣りやテンヤ、ワインドが定番。歯が鋭いので取り込みは慎重に。

堤防でのウキ釣り

  • ウキ釣り
  • 堤防
  • 釣れる月: 7〜12月
  • 難易度 ●●○○○
  • 初心者
  • 中級
  • 夕まづめ

日没直後の1時間が最も濃い。電気ウキで層を管理し、浅い層から始めて徐々に下げる。歯が鋭いのでワイヤーは必須、取り込んだら暗い足元に転がしたままにしないこと。

エリア: 大阪湾

海域: 日本海・太平洋南部・瀬戸内海・東シナ海・九州西岸

堤防でのジギング

  • ジギング
  • 堤防
  • 釣れる月: 7〜12月
  • 難易度 ●●●○○
  • 中級
  • 夕まづめ

ワインドと呼ばれる左右への跳ね上げで誘う。餌が要らず手返しが速いので、群れが回っている短い時合いを取りこぼさない。

海域: 日本海・太平洋南部・瀬戸内海・東シナ海・九州西岸

この魚を釣る装備セット

ウキ釣り入門 一式 ・ 一式 13,000〜30,000円

サビキ一式と竿・リールを共用できる。ウキ止めを動かしてタナを探るのがこの釣りの中身。

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取り扱い注意

この魚は素手で扱うと危険です。

鋭歯 重度 ・ 部位: 口

ナイフのような犬歯が並び、ハリスを一瞬で切る。素手で掴むと深い切創になり、暴れる魚体そのものが刃物のように危険。必ずフィッシュグリップとプライヤーで扱い、暗い足元に放置しない。

危険な魚・生物 — 刺された時、咬まれた時にどうするか

食べ方

食味 5/5 ★★★★★

塩焼き・刺身・天ぷら。銀色の皮は美しく、脂の乗った秋の個体は絶品。

食べ頃: 9〜12月

ルール

夜間の釣りは立入禁止・駐車禁止になっている港湾が多い。都道府県の規則に加えて、港湾管理者の掲示を必ず確認すること。

釣り場のマナー — 明日も釣れる場所にするために

本記事は一般的な情報の整理であり、法的助言ではない。規則は自治体・漁協ごとに異なり、改定される。出漁先の最新の規則を必ず確認すること。

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